「子供のサッカー能力をもっと伸ばしてあげたい」
子供が真剣にサッカーをやっていれば、自然とこのような気持ちを抱くように親はなると思います。
多分この記事を見て下さっている方は、ボールを持っている時の子供の動きが鈍いので、もっとシュシュっとドリブルでディフェンダーを交わして欲しいっと思っているではないでしょうか。
私も同じように子供の動きがもっと良くなって欲しいなと思い、息子が小学生になり始めたくらいから色々とサッカーについて調べ出したんですが、その時に【アジリティトレーニング】という言葉と出会いました。
よく試合中のサッカー選手のドリブルを見ていると、「あの動き半端なさすぎだわ」って思う事はないですか?
実は、アジリティトレーニングをする事でサッカー選手のようなサッカーで使う動作を鍛える事が出来るんです!
でも、1、2年で直ぐにサッカー選手のような動きが出来るようになるのかと言うと、決してそうではないんですが、少しずつ、でも確実にサッカー能力を向上させる事は出来ます。
そしてサッカーで活きるアジリティ能力を最大限に向上させられる年齢というのも、実は決まっています。
さて今回のテーマは、【子供のサッカーで活きるアジリティトレーニング】について知りたい親御さん向けに
- サッカーにおけるアジリティトレーニングの重要性
- サッカーで活きるアジリティトレーニング(5選)
この2つについて記事を書いていきます。
楽しくアジリティトレーニングをやる事で、子供のサッカー能力をメキメキUPさせましょう!
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サッカーにおけるアジリティトレーニングの重要性
まずは、なぜアジリティトレーニングが重要になるのかについて説明していきます。
アジリティ(Agility):機敏さ・素早さ・敏捷性
アジリティとは日本語でこういった意味を指すんですが、サッカーの試合中にディフェンダーが何人もいる中をドリブルで抜けて行くという場面を想像してみて下さい。
例えば、真っ直ぐにしかドリブルが出来ない子供の場合、1人交わしても2人、3人と次から次へとディフェンダーが現れてくると、真っ直ぐのドリブルだけでは抜いていく事が難しいですよね?
でも、もし真っ直ぐの動作から急激な横などに動く動作が出来るようになればどうでしょうか。
ディフェンダーを抜ける確率というのは真っ直ぐだけの時よりも、確実に上がりますよね?
確率が上がるというのは当たり前の事なんですが、なかなか急激な動作や体の使い方というのはトレーニングをしなければ出来るようになりません。
この【急激な動作変化を身に付ける為に、アジリティトレーニングは有効】になってきます!
こちらの図で、神経型の部分をご覧下さい。
引用元:国立スポーツ科学センター(女性アスリート指導者のためのハンドブック「発育・発達について」)
0歳からグングン伸びて行って、12歳まででほぼピークに達している事が分かりますよね。
ゴールデンエイジの時期は子供の運動能力を向上させるのに最も重要な時期と言われているのは、12歳までに神経型がほぼピークに達してしまうからなんです。
なので、
12歳までに様々なアジリティトレーニングを積むことで、サッカーで活きる潜在能力は著しく向上していきます!
子供が海外で大活躍のメッシやネイマール、日本の久保建英選手みたいにディフェンダーを圧倒するドリブルスキルが身に付けば、見ている親、いや周りの人たちは確実に興奮するし魅了されます。
私は子供にそんな風になって欲しいと常々思っています。
なのでアジリティトレーニングはゴールデンエイジの時期にとても重要になってくるんですが、では、実際にどんなトレーニング方法があるのか次は説明していきますね。
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サッカーで活きるアジリティトレーニング(5選)
サッカーで活きるアジリティトレーニングは様々ありますが、今回は、私が子供に活用しているトレーニングを5種類紹介してみます!
まだ1年くらいしかアジリティトレーニングをやり出してから月日は立っていないですが、息子の1年前の試合と今の試合を見比べると、サッカー能力は間違いなく向上しているなぁと私は実感しています。
【5種類のアジリティトレーニング】
- Tドリル
- ラダー
- マーカー&ミニハードル
- 鬼ごっこ
- 反復横とび
それぞれについて説明していきます。
Tドリル
Tドリルとは、縦10m×横10mのT字(コーン4つ)を作り、そのT字ラインを素早く移動するアジリティトレーニングで、公園などの広い場所でやってみましょう!
【Tドリルで身に付く効果】
- 爆発的なスタートダッシュ
- 素早いフットワーク
- 方向転換
【やり方】
- T字の下側からT字の横線(コーン)にぶつかるまでダッシュ
- 右側のコーンに素早く移動
- 左側のコーンに素早く移動
- T字の真ん中に素早く戻って元の位置にバックダッシュ
※詳しくは、じっくり動画をご覧下さい。
※3セットやってみましょう!
コーンはドリブルでも使えるので、小さいコーンは場所も取らないし何個あっても活用できます!
ラダー
ラダーは、昔スポーツをやられていた方なら一度はやった事があるかもしれませんが、はしごのような一定間隔に並べられたバーを様々なステップを踏んで行うアジリティトレーニングになります。
最初のうちはあなた自身も子供と一緒にラダーをやってあげて、1つ1つゆっくりステップの踏み方を教えてあげましょう!
一通りメニューとやり方を覚える事が出来れば、子供自身で楽しく取り組めるようになります。
【ラダーで身に付く効果】
- アジリティ能力向上
- コーディネーション能力向上
【メニュー】
- 前方シザース
- 後方シザース
- ツイスト
- 前サンバ
- 後サンバ
- ウィークサイド・ターン
- 前方クイック・ターン
- クイック・ラン
【やり方】
- 正しい姿勢と動作
- スピード
ラダートレーニングについては、こちらの記事に詳しくまとめているので合わせてご覧下さい!
たった10分!ラダートレーニングでサッカーが上達する2つの効果がエグイ
使用するラダーは長さの種類がいくつかあるんですが、ぼくのおススメはタニラダー!
タニラダーは、日本代表にも招集されJリーグでも活躍していた谷真一郎さんが考案したラダーなんですが、実は、Jリーグの数々のチームや日本代表でも使われているラダーです!
マーカー&ミニハードル
マーカーは、先程紹介したTドリルと同様に並べられたマーカーを目印に縦横斜めにダッシュするアジリティトレーニングです。
ミニハードルについては、ラダーと似ていますがハードルを越えないといけないという点では、トレーニングが少しきつい部分もあります。
【マーカー&ミニハードルで身に付く効果】
- スピードの強化
- 細かいテップワーク
【マーカーメニュー】
- ダッシュトレーニング(三角形)
- ダッシュトレーニング(左右)
【やり方】
・コーンを置いて縦横斜めにダッシュ
※マーカーメニューの詳細は、動画内0秒~2分34秒の部分をじっくりご覧下さい。
※各メニュー3回ずつやってみましょう!
【ミニハードルメニュー】
- クイックラン(1ステップ)
- クイックラン(2ステップ)
- ラテラルラン
- 両足ジャンプ
- ジグザグステップ
- 横向きジグザグステップ
- 片足またぎステップ(左右)
- 横向き両足ジャンプ
- 回転ジャンプ
- 前後ジャンプ
- 片足ジャンプ(左右)
- 前後左右組合せ両足ジャンプ
- 前後左右組合せ片足ジャンプ
- 横向き前後左右組合せ両足ジャンプ
- 横向き前後左右組合せ片足ジャンプ
- 前後左右組合せ両足ジャンプ②
- 前後左右組合せ片足ジャンプ②
【やり方】
- 正確にステップを踏む
- 出来るならスピードをどんどん早くする
※メニューが多いので、各1往復ずつやってみましょう!
※ミニハードルメニューの詳細は、動画内2分35秒~8分7秒の部分をじっくりご覧下さい。
マーカーもコーン同様にドリブルで使えるし、場所も取らないので何個あっても活用できます!
ミニハードルを持っていたら、強度の高いアジリティトレーニングが出来るようになります!
鬼ごっこ
鬼ごっこは、子供が楽しみながらアジリティ能力を伸ばすことが出来る最適なトレーニング方法になります。コーンを使っての鬼ごっこは、狭い場所でも出来るので我が家ではわりと多く取り入れてやっているアジリティトレーニングです!
【鬼ごっこで身に付く効果】
- 急激な加減速や方向転換
- 素早いステップ
- フェイント
【やり方】
- コーンで三角形を作る
- その外側を鬼と逃げる人を決めてやる
※ボールを持って出来る人は、ドリブルしながらチャレンジ!
※3分を2セットくらいやってみましょう!
小さいコーンだと目印が分かりづらいという方は、大きいコーンを選びましょう。
高学年なら大きいコーンの方が良いかもしれませんね!
反復横とび
反復横とびは、決まった秒数で何回線をまたぐ事が出来るかというシンプルなやり方になりますが、学校の体力テストでやった事があるっていう方も多いのではないでしょうか。
競いながら反復横とびを子供とやってあげる事で、競争心が子供に生まれてくるので我が家ではいつも白熱した戦いを繰り広げています。笑
ちなみに小学6年生の全国平均回数は、47回くらいみたいですね~。
【反復横とびで身に付く効果】
- 素早い方向転換
- 重心移動のコツ
【やり方】
- 1m間隔に3本のラインを引く
- 真ん中の線をまたいで立ち20秒間左右にサイドステップで移動
※20秒間で何回サイドステップを踏めたか計測(2セット)
※厳密には線を踏んでいなかったらカウントされないとかありますが、あまり細かい部分は気にしないで何回サイドステップが出来たかを計測した方が、子供が楽しく出来ます。
以上が、私が息子に活用しているアジリティトレーニング5種類になりますが、一度に全てやるのは大変なので、今日はこれとこれをやると決めながら子供と楽しみながらやってみて下さい!
まとめ
今回は、『子供のサッカーで活きるアジリティトレーニング』について知りたい親御さん向けに記事を書きました。
簡単にまとめると、
①サッカーにおけるアジリティトレーニングの重要性
・12歳までに様々なアジリティトレーニングをやることで、サッカーで活きる潜在能力が著しく向上します!
②サッカーで活きるアジリティトレーニング(5選)
- Tドリル
- ラダー
- マーカー&ミニハードル
- 鬼ごっこ
- 反復横とび
子供と楽しみながらアジリティトレーニングをやる事が大事です!
以上が、今回の全ての内容になります。
サッカーで活きる潜在能力を開花させるには、アジリティトレーニングは重要です。
更に言うと、12歳までが運動神経を向上させられる期間になってしまうので、この期間で様々なアジリティトレーニングをやりましょう!
そして、子供のサッカー能力をメキメキUPさせましょう(^^)bb
この他にも、ゴールデンエイジ時代のサッカー練習法についてまとめた記事もあるので、興味がありましたら合わせてご覧下さい!
☞ 【一世一代】ゴールデンエイジ時代を無駄にしないサッカー練習法 ☜
では、最後までご覧頂きありがとうございました m(_ _)m
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